ウェブサイト脆弱性:Nginxのバージョンが閲覧可能になっている

ウェブサイト脆弱性:Nginxのバージョンが閲覧可能になっている

2023年7月28日

Nginxのバージョンが閲覧可能になっていることの問題点

Nginxのバージョンが閲覧可能になっている場合、以下のような問題が生じる可能性があります:

  1. セキュリティ上のリスク: Nginxのバージョン情報が公開されると、攻撃者はそのバージョンに関する既知の脆弱性やセキュリティ上の問題を特定しやすくなります。攻撃者は、公開されたバージョンに対して既知の攻撃手法を使用してシステムに侵入しようと試みる可能性があります。バージョン情報を非公開にすることで、攻撃者の攻撃範囲を狭めることができます。
  2. システムのプロファイリング: バージョン情報が公開されると、攻撃者はその情報を利用してシステムのプロファイリングを行うことができます。攻撃者は特定のバージョンに関連する脆弱性やセキュリティ上の問題を特定し、それに対する攻撃を試みる可能性があります。
  3. 対策の遅延: Nginxのバージョン情報が公開されると、システム管理者がセキュリティパッチやアップデートを適用するための情報を提供していることになります。攻撃者は公開されたバージョン情報に基づいて脆弱性を特定し、それを悪用する可能性があります。バージョン情報を非公開にすることで、攻撃者の対策を遅らせることができます。

Nginxのバージョン情報を非公開にすることは、セキュリティ対策の一環として推奨されます。バージョン情報の非公開化には、以下の方法があります:

  1. nginx.confファイルでの設定: nginx.confファイルに**server_tokens off;**というディレクティブを追加します。これにより、Nginxのバージョン情報がレスポンスヘッダーから非表示になります。
  2. サーバーブロックでの設定: サーバーブロック内に以下のディレクティブを追加します。
server_tokens off;

これにより、特定のサーバーブロック内のみでバージョン情報を非表示にすることができます。

バージョン情報の非公開化により、セキュリティ上のリスクを低減し、攻撃者の攻撃範囲を制限することができます。

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